オリーブの炭
毎年成長の早いオリーブはかなりの剪定を要する
加えて今年は間引きにより大量の剪定枝が生じた
いつもであれば 細木や葉は圃場に細断機で返し 太い枝は捨てるか薪にするしか方法がなかったが
昨年三ケ日の舎房窯(しゃぼうよう)という炭焼き窯を持つ方と知り合いになったので
今季は新たに”炭”という手段ができるようになったのは非常に嬉しい事
ある程度以上の太枝を真っすぐに約20㎝の長さに切り揃える
何故かというと下記の写真をみればよく分かる 積んだ姿は芸術的とも云えるかも
隙間なく窯に詰めないと炭ならずに皆燃えてしまう為のようだ 今回は2回目の挑戦
前回は太いものは多少煙が出たものもあり より窯の温度を上げてみるかと 健さん。
持ち込んでから約一か月が過ぎメールがきた
「奥田さん とんでもないものができたよ」と
最初どちらの意味でとっていいのか判らず困惑したが 温度を上げて焼いたため
かなり良い炭ができたようだ
確かに 以前より金属音がする。 かなり体積が減り量は前回より少なくなったが
それだけ凝縮された炭になったという事だろう
人の縁で 捨ててしまっていた物から 皆の役に立つものが 新たに産まれた
なんて素晴らしい事だろう